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新型コロナウイルスが世界に広まり始めてもうすぐ1年が経過しますが、フェスのように観客が大勢集まる
イベントを行うのは未だ難しいですよね.
でも、そんな中において、ロシアで観客が密集する音楽フェスが開催されました。
この状況で観客が密集して大丈夫なの?と思いますよね。
しかしこのイベントは、通常の音楽フェスとは一風変わった内容となっています。
観客は“人”ではなく、なんと!“アリ”なんです。
そんなのアリ!って聞こえてきそうですが、今回は、観客をアリに見立てたユニークな音楽フェス「アリフェス」についてご紹介していきます。
ANTYfest(アリフェス)
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アリを観客として実施されたイベント「ANTYfest(アリフェス)」。
このイベントは、新型コロナウイルスによって被害を受けた業界への注目を集めるため、ロシアの巨大音楽フェスUral Music Nightによって企画・実施されたプロジェクトです。
8000匹のアリが観客
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このアリフェスではペーパークラフトによって作られた会場模型の中へ8000匹のアリを入れ、フェス会場で賑わう観客のように見立てています。
人々が集まるイベントの開催が難しい中、人の代わりにアリたちに密集して賑わってもらうことで、かつての音楽フェスの光景を再現し、リアルイベントの雰囲気が演出されました。
実際に眺めてみると、本当に大勢の人々がフェス会場に集い、賑わっているように見えてきますね。
ステージエリアをペーパークラフトで成巧に再現
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フェス会場となるステージエリアと周辺の景観は、ペーパークラフトによって作成されました。
登場する11のミニチュアステージは、世界中の音楽フェスで実際に使用されているものを精巧に再現。
また、ステージ中央にはスマートフォンをはめ込むことで実際にステージ上にある大型ビジョンに見えるような構造となっています。
観客目線でステージを移動
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アリフェスのWEBサイトでは、人間の目線ならぬアリの目線で会場を移動し、様々なステージエリアを楽しめるようになっています。
会場を歩き、複数のステージを楽しむのも音楽フェスの醍醐味。ステージのみならず、フェスに訪れた時の感覚まで再現されているのですから、驚きですよね。
視聴者から絶賛の嵐
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アリフェスには計20組のアーティストが実際に出演し、スタジオからパフォーマンスを披露しました。
そしてそのパフォーマンス映像はステージ上に設置した大型ビジョンに見立てたスマートフォンへ投影。
本当にアーティストがステージに立ち、観客が賑わっているかのような光景が再現されました。
また、フェスの様子はWEBサイトで生配信され、20万人以上の人々に視聴されたそうです。
大勢で集まり、賑わうことの楽しさを思い出させてくれるこの試みにSNS上でも絶賛の声が殺到。
「DANTS(ANTS+DANCE)=アリろうぜ!」という掛け声が広まるほどの盛り上がりをみせました。
|アイデア次第でイベントはまだまだ盛り上がる
今回は「アリフェス」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ちょっぴり笑えて、ユニークな試みであると同時に、フェスに訪れた時の感覚や集まることの楽しさを思い出させてくれるとても奥が深いイベントですよね。
新型コロナウイルスの影響でまだまだ開催が困難な状況ですが、アリフェスのようにアイデア次第でリアルイベントの感覚を味わうことはできます。逆境だからこそ、今まで思いつかなかったようなユニークなイベントを考えることができるのではないでしょうか。
私たちはアイデア次第で、イベントをもっともっと盛り上げることができると信じています。
今こそ、私たちのアイデアが試される時なのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、アリがとうございました。