「子どもたちの未来のために与えられる価値の象徴」として制定されたトルコの祝日「国家主権と子どもの日」。
その祝日を記念し、トルコ航空は子どもたちの未来のために与えられる価値のひとつとして、子どもたちに飛行機の操縦を体験してもらうイベントを開催しました。
そして、このイベントで使用されたのは、トルコ航空によって開発された飛行機操縦システム。
最新技術やフライトデータベースを駆使し、モーションキャプチャーによって飛行機操縦を体験できる世界初のシステムなんです!
従来のように、シミュレーションマシンを使って乗り物の操縦を仮想体験するようなものではありません。
子どもたちが操縦するのは正真正銘、本物の飛行機!
本物の飛行機を操縦する体験イベントなんて、聞いたことがないですよね。
今回は、そんなトルコ航空が開催した前代未聞の飛行機操縦体験イベントについてご紹介していきます。
モーションキャプチャーによって飛行機を操縦
ここでは、子どもたちがどのようにして飛行機操縦を体験するのか紹介していきます。
まず、飛行機の格納庫へと招待された子どもたちは、全身にマーカーを付けて宙吊り状態に。
そして宙吊り状態のまま、飛行機になったつもりで両手を翼のように広げて全身を動かします。
すると、その動きがモーションキャプチャーによって取り込まれ、瞬時に飛行機をコントロールするフライト用データへと変換されるのです。
Photo:PREDGE

Photo:PREDGE
フライト用データへと変換された子どもたちの動きは、トルコ上空半径10マイル(約16km)の閉鎖空域を飛行する飛行機のパイロットへと伝えられます。
そして、オートパイロット時に使用するフライト用データへと変換された子どもたちの動きが、本物の飛行機の動きとなって再現されるそうです。
Photo:PREDGE
Photo:PREDGE
飛行機操縦以外の体験も
トルコ航空は、飛行機の操縦体験だけでなく、フライト前のシステムチェックや地上でのオペレーターなど飛行機が飛ぶために必要となるさまざまな体験を子どもたちに提供したそうですよ。
Photo:PREDGE
本イベントを通して、子どもたちに未来の可能性を示すと共に、トルコ航空は最新技術開発に積極的に取り組んでいくという企業姿勢のアピールへと繋げました。
まとめ
トルコ航空によって開催された、モーションキャプチャーによる飛行機操縦体験イベント。
最新技術やフライトデータベースを駆使した世界初のシステムを用いることで、子どもたちの動きが実際の飛行機の動きとなって再現されるという、歴史上類を見ないイベントでした。
他にも、フライト前のシステムチェックや地上でのオペレーターなどの体験も提供し、トルコの子どもたちに未来の可能性示すとともに、最新技術の開発に積極的に取り組んでいくという企業姿勢を世界に向けてアピールしました。
自分の動きが実際の飛行機の動きとして再現されるなんて驚きです!
CGなどの制作にモーションキャプチャーが使われるのはよく耳にしますが、このような形で素敵なイベントを提供することもできるのですね。
イベント演出としてのモーションキャプチャーの利用、追及していけば日本でも面白いコンテンツがどんどん誕生するかもしれませんね!